2023年8月から燃油サーチャージが下がったことにより、海外旅行がよりお得になりました。今回は、燃油サーチャージが下がって狙いに行きたい海外旅行とお得に行ける方面をご紹介します。
とは、言っても2023年6月7月と比べて1割から2割安くなっている程度。
まだ高いのが燃油です。でも旅行商品の選び方でお得さも変わってきます。特に、長距離の旅行や、燃油サーチャージが高い時期に旅行を計画していた方は、大きな節約になりますので是非参考にして下さい。
これがわかります
3つの視点
筆者 Ippon
旅行会社勤務しながら
さらに旅行を研究する会社員
お得な旅の情報を発信していきます。
- 経歴:新卒で大手旅行社に入社し21年8ヶ月、法人営業で添乗業務
- 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
- 添乗経験:国内・海外を計800本ほど
- 海外渡航:24か国
見るべきポイントは
チケット購入のタイミング
燃油サーチャージの適用は発券をした日付で決まります。8月から燃油サーチャージが下がりますので予約タイミングを8月にすると燃油は下がります。ただ注意がありますので下記参照下さい。
早割と比較する
早割の航空券は、販売開始時期が早いほど安くなる傾向があります。また、出発日が早いほど安くなる傾向があります。そのため、航空券を安く購入したい場合は、早めに予約することをおすすめします。
燃油サーチャージは下がりますが航空券購入時期が間際になってしまい結果、トータル費用が高くならないように判断する事が大切ですね。
ツアー商品の燃油込みは注意
ツアー商品は年度当初に作成されている可能性が高く燃油も込みで作成されています。高い時期の燃油サーチャージで作成されていますのでその分ツアー代金が高く設定されていますので注意が必要です。
一方で個人手配は最新の燃油サーチャージでチケット購入が可能ですので金額が下がる可能性が高いです。格安航空券比較サイトを利用してお値打ちな航空券を探すこと事がお得に旅行出来ます。
格安航空券を探すサイトを選ぶ時は事務手数料がかからないサイトを選ぶのがポイントです。
手数料が安いサイト
手数料が安いサイトは2つ紹介します
2つの方法
格安航空券比較サイトを各社見てみるとお値打ち商品は必ず出てきます。
格安航空券は時々でその会社のお値打ち商品が出てきますので比べる必要がありますが、航空券比較サイトは『ここを使うべき!』があります。
理由は以下です。ポイントは航空券以外の取扱手数料です。
取扱手数料で比較した結果は以下になります。
旅行会社 | 航空券手数料 |
---|---|
エクスペディア | 0円 |
サプライス | 0円 |
NAVITIME Travel | 航空券運賃の10%以内(下限3,300円) |
Trip.com | 検索結果の価格に含まれている |
エアトリ | 航空会社や運航路線によって変わり、最大22,000円以内(平均的には4,000円~7,000円) |
各サイトの情報をまとめると上記の表になります。
さらに詳しくご覧になりたい場合は下記記事も参考にしてください。
個人手配が狙い目
先程、書いた通りですがツアー商品は商品を作成した時の燃油サーチャージが反映されていますので高くなります。燃油サーチャージが下がってくると、航空券の価格も下がるため、個人旅行のハードルが下がります。また、燃油サーチャージが下がると、航空会社は航空券の販売価格を下げる傾向があるため、個人旅行の費用を節約することができますので狙い目です。
燃油サーチャージの値下げ
JALは、2023年8月~9月発券分の燃油サーチャージの基準価格を12,604円にすると発表しました。これは、前回の6月~7月発券分(13,734円)から約8%の値下げとなります。
今回の燃油サーチャージ額は、JALが公表している適用価格表の「ゾーンG」に該当します。前回の「H」より1ランク下です。最高値だった2022年10-11月の「O」に比べると8ランク下になりました。
ゾーン | 基準価格 | サーチャージ額 |
A | 6,000円~7,000円 | 4,500円 |
B | 7,000円~8,000円 | 8,900円 |
C | 8,000円~9,000円 | 13,400円 |
D | 9,000円~10,000円 | 17,800円 |
E | 10,000円~11,000円 | 20,200円 |
F | 11,000円~12,000円 | 24,200円 |
G | 12,000円~13,000円 | 28,800円 |
H | 13,000円~14,000円 | 33,400円 |
I | 14,000円~15,000円 | 36,800円 |
J | 15,000円~16,000円 | 40,200円 |
K | 16,000円~17,000円 | 43,600円 |
L | 17,000円~18,000円 | 47,000円 |
M | 18,000円~19,000円 | 50,400円 |
N | 19,000円~20,000円 | 53,800円 |
O | 20,000円~21,000円 | 57,200円 |
燃油サーチャージの額は、燃油市況価格の直近2ヶ月間の平均に基づき算定されます。8~9月発券分の基準となるシンガポールケロシンは、直近2ヶ月の市況価格が93.12米ドルでした。また、同期間の為替平均は1ドル135.35円でした。これを乗じた1バレルあたりの基準金額は12,604円となりました。
6~7月発券分は、市況価格103.03米ドル、為替133.31円で、基準価格が13,734円でした。この2ヶ月で、燃油価格は値下がりし、円相場はやや円安だったわけです。結果として、基準価格は約8%値下がりしました。
この値下げにより、燃油サーチャージの負担が軽減され、国際線旅行がよりお得になります。
今後の燃油サーチャージは
原油価格は、最近比較的落ち着いています。直近の数字を見ると、基準となるシンガポールケロシンの市況価格は86米ドルで、今回の基準価格の93米ドルより7%下落しています。
一方、為替相場は円安傾向で、6月16日には141円台を付けました。今回の基準価格の135円に比べると4%ほど円安です。
このままの状況で推移すれば、燃油費の価格下落を円安が打ち消す形となります。円安が気がかりですが、9-10月の燃油サーチャージの金額は現在と大きくは変わらなさそうです。
しかし、原油価格は今後も不安定な動きが予想されます。ロシアとウクライナの戦争や、中国のロックダウンなどの影響で、原油価格が高騰する可能性もあります。また、円安が進むと、燃油サーチャージの金額も上昇する可能性があります。
クーポンは使うべき!
燃油以外で旅行を安く行くには各社のクーポン券を狙いましょう。各社クーポンを用意しています。これを使うと先ほどの金額が逆転することがあるのでチェックしない手はありません。
安く旅行にいきたいなら必ず使いましょう。
JTB
額が大きいのが特徴
最大 80,000 円
ハワイ | ○ |
アジア | ○ |
ヨーロッパ | ○ |
北米 | ○ |
オセアニア | ○ |
HIS
出発60日前までに予約で
最大 16,000 円
ハワイ | ○ |
アジア | ○ |
ヨーロッパ | ○ |
北米 | ○ |
オセアニア | ○ |
日本旅行
メルマガ登録で配布
最大 10,000 円
ハワイ | 〇 |
アジア | 〇 |
ヨーロッパ | 〇 |
北米 | 〇 |
オセアニア | 〇 |
JAL
額が大きいのが特徴
最大 30,000 円
ハワイ | ○ |
アジア | ○ |
ヨーロッパ | ー |
北米 | ー |
オセアニア | ○ |
旅行の準備
旅行の準備を慌てずに出来るように下記にまとめておきます。
STEP 02
旅行の手配
(航空券)
個人旅行なら航空券は比較サイトを使うのがおすすめ
STEP 03
旅行の手配
(宿泊の手配)
個人旅行ならEXperiaを使うのがおすすめ
STEP 04
オプショナルツアー
(現地ツアー)
現地をもっと充実するために事前予約しましょう
STEP 05
荷造り
ご提案させていただいた内容にて業務を実施いたします。
STEP 06
WI-FI
WIFIは安定のグローバルWIFIがおすすめ
STEP 07
クレジット
両替は少なめに海外旅行はカードを使おう
STEP 08
土産の手配
海外旅行土産は事前に注文が楽チン
食事代金
旅行中の食費も予算に加えて考慮する必要があります。特に高級レストランでの食事や、部屋食などの特別な食事を楽しむ場合は、予算に余裕を持っておく必要があります。
パスポート
海外旅行をする場合は、パスポートを常に持ち歩くことが必要です。さらに、旅行先の入国制限や査証の必要性についても確認しておくことが重要です。
現地交通費
旅行先での移動手段に応じて、タクシーやバス、地下鉄などの交通費が必要になる場合があります。事前手配で現地での費用を見積もることができます。
お土産
旅行中にお土産や記念品を買う場合があります。お土産・お取寄せならJTBショッピングの利用で事前購入がおすすめ。
通信費
海外旅行の場合、通信費もかかります。携帯電話の海外ローミング料金や、Wi-Fiレンタル代などが該当します。通信費を抑えるためには、現地のプリペイドSIMカードや公衆無線LANを利用する方法もあります。
まとめ
1-1 旅行の楽しみ方①「オプショナルツアー」
旅行を楽しむ方法として、オプショナルツアーなどは是非利用してみて下さい。せっかく旅行にいくのなら現地ならではの体験を経験するのはとっても大切だと思います。オプショナルツアーその土地のプランを複数の中からお金を払って選べるツアーです。JTB(ジェイティービー)・HIS(エイチ・アイ・エス)・JALパック・日本旅行などでも各社それぞれオプショナルツアーを用意しています。
旅行があまり好きではない人の中には、楽しみ方が解らないという人が多いと思いますので、このオプショナルツアーを利用するのはおすすめです。
1-2 旅行の楽しみ方②「お土産選び」
旅行の楽しみ方の一つにお土産があります。現地でお買い物だけに時間をとられるともったいないので近所や会社に配るお土産は通販を上手く活用してみて下さい。あとは現地でしか味わえないグルメを楽しんだり自分用のお土産の時間にあてましょう。そんな中でもお土産・お取寄せならJTBショッピングを利用するのが便利です。
最近はネットショップでお取り寄せできるお土産も増えましたが、せっかく現地に赴いたのですから、そこでしか手に入らない素敵なお土産に出会う楽しみもあります。
1-3 旅行の楽しみ方③「体験する旅」
旅行もよりパーソナルなものになっています。自分の目的を果たすために楽しみ方はその場所やその時間を、オリジナリティあふれるものに挑戦してみて下さい。KLOOK・KKday・旅のアクティビティ・マーケット【Hello Activity】などでオプショナルツアーは申し込むことが出来ます。
ホテル選びはその中でも貴重な経験。せっかく旅行に行くのなら泊まるところは良いところにしておくのが旅の印象を大きく変えます。
旅行のための旅行では無く、自分が興味のあるものを目的にして旅に出るような旅行プランも、忘れられない体験となることでしょう。
今後の燃油サーチャージの金額は、原油価格や為替相場などの動向によって変動します。国際線旅行を計画している方は、最新の情報をチェックしておくと良いでしょう。