
旅行の計画は、誰にとってもワクワクする体験です。しかし、急な仕事の都合、体調不良、自然災害などにより、やむを得ず旅行をキャンセルしなければならないケースも珍しくありません。そんなときに頭をよぎるのが、「パッケージ旅行のキャンセル料」という言葉です。
この記事では、日本で人気の主要OTA(オンライン旅行代理店)である楽天トラベル、じゃらん、JTB、Expedia、スカイマーク、JALパックのキャンセルポリシーについて徹底的に比較します。
結論:パッケージ旅行のキャンセル料で選ぶ!OTA選びの最重要ポイントとは?
OTA選びで失敗しないための最重要ポイントは「いざというときの柔軟性」です。とくにパッケージ旅行のキャンセル料は旅行スタイルやリスク許容度によって大きな差が出る要素。比較の結果、以下のような傾向が明らかになりました。
- キャンセルポリシーが最も柔軟なのは「Expedia(ホテル単体)」と「
JTB(55日前まで無料)」
- Expediaのパッケージ商品は一見便利でも、各構成要素(ホテル・航空券)のルールに依存するため注意が必要
- JALパックとスカイマークは、予約直後から取消料が発生する仕組みなので慎重な検討を推奨
- じゃらんと楽天は安定した標準型。国内旅行のスタンダードとして妥当
いずれのOTAも、パッケージ旅行のキャンセル料に関する規定をしっかりと確認し、自分の旅行スタイルに合った選択をすることが、トラブル回避の第一歩です。特に、旅行保険に加入していてもパッケージ旅行のキャンセル料はカバー外の場合もあり、事前の理解が重要です。
また、旅行の種類や同行者の有無によってもパッケージ旅行のキャンセル料は見直すべき指標です。たとえば、子ども連れの旅行や高齢者との旅では、突発的な変更リスクが高いため、柔軟なキャンセルポリシーが不可欠です。
OTAによっては、同じ目的地・同じ条件でもパッケージ旅行のキャンセル料に大きな差があることも。格安プランに惹かれて予約した結果、後日高額な取消料が発生するケースも少なくありません。
そのため、「価格」だけでなく、「パッケージ旅行のキャンセル料」を事前に比較することが、旅行を安心して楽しむ秘訣です。
パッケージ旅行のキャンセル料はなぜ重要?旅行スタイル別の考え方
キャンセル料が高額になるリスクを回避するには、
- 予約時に「キャンセル可」の条件を明記している商品を選ぶ
- 出発日が迫っている場合はLCCや即時発生型のキャンセル料に要注意
- 柔軟性重視で予約するならExpediaや
JTBのような55日前無料枠をうまく使う
といった判断が重要です。旅の安心は、プランニング段階でのリスクヘッジから始まります。
ケース別:パッケージ旅行のキャンセル料で後悔しないためのチェックリスト

ケース1:1か月以上先の旅行をじっくり計画したい方
ケース2:出発直前まで迷っている方
- おすすめOTA:Expedia(ホテル単体)
- ホテルによっては24~72時間前まで無料キャンセル可能。ビジネスや突発的な家庭事情にも安心。
ケース3:安さ重視だがキャンセルリスクも抑えたい方
ケース4:予定変更のリスクがほぼ無い確信派
旅行の自由を守る「キャンセルポリシー」の見極め方
単に価格やポイント還元だけでOTAを選ぶのは、もはやリスクです。現代の旅行スタイルでは、天候、感染症、ライフスタイルの多様化などにより「予定通りにいかない可能性」が常につきまといます。
そのためには、次のような視点が重要です:
- キャンセル期限は具体的にいつか?
- 「返金可」とはどこまでか?(手数料は?一部返金か?)
- 旅行全体のうち、どの要素が個別にキャンセル料を課してくるのか?
- LCC含む航空会社の規定が個別に適用されるか?
旅行を「楽しみきる」ためには、出発前の安心も含めた「体験設計」が欠かせません。
柔軟性と安心感で選ぶ!パッケージ旅行のキャンセル料から見るOTA戦略
この記事で紹介した6社のOTAはそれぞれに特徴があり、どれが正解というよりも「あなたの旅行スタイルに合った選び方」が大切です。
以下に再度まとめます:
OTA | 柔軟性 | 即時取消料 | 推奨タイプ |
---|---|---|---|
Expedia(ホテル) | ◎ | × | 出張・直前まで迷う人 |
◎(~55日前) | △ | 長期計画型旅行者 | |
楽天 | ○ | × | 国内旅行の王道 |
じゃらん | ○ | × | 家族旅行・温泉旅に安心 |
スカイマーク | × | ◎ | 確信派・格安派 |
JALパック | × | ◎ | 早期割・確定プラン向け |
OTA選びは、もはや“価格”だけではない。“安心の設計”こそ、これからの旅に必要な視点です。
あなたに合ったパッケージ旅行のキャンセル料ルールを診断!タイプ別おすすめOTA
旅行者のニーズに応じて、最適なOTAは変わります。以下のケース別に最適なOTAを整理しました。それぞれの選択肢を検討する際は、パッケージ旅行のキャンセル料の規定を必ず確認してください。
【1】パッケージ旅行のキャンセル料が不安なあなたへ|安心第一のおすすめ予約サイトとは?
- おすすめ:
JTB、楽天トラベル
- 理由:キャンセル料ルールが明確で、事前予約派に嬉しい55日前無料などの制度あり。
- 向いている人:ファミリー旅行、シニア世代、早割を活用したい方
- JTBのパッケージ旅行は、旅行開始日の55日前まではパッケージ旅行のキャンセル料が発生しない点が魅力です。長期的な計画でも急な変更がしやすく、先を見越した旅に適しています。
【2】パッケージ旅行のキャンセル料で損したくない!価格重視派が選ぶべき予約サイトとは?
- おすすめ:Expedia(ホテル単体)、じゃらん(クーポン活用)
- 理由:直前までキャンセル無料の宿も多く、気軽に変更できるのが魅力。
- 向いている人:ひとり旅、弾丸旅行、格安志向の旅好き
- ホテル単体予約であれば、Expediaは柔軟性に優れています。多くの宿泊施設で24〜72時間前まで無料キャンセルが可能で、パッケージ旅行のキャンセル料に敏感な方に最適です。
【3】飛行機を確実に予約したいあなたへ|パッケージ旅行のキャンセル料を抑えるOTA選び
- おすすめ:JALパック、スカイマークダイナミックパッケージ
- 理由:航空券+宿のセットで割引あり。ただしキャンセルは厳しめ。
- 向いている人:ビジネスパーソン、帰省・イベント参加など期日厳守の旅行
- これらのパッケージ旅行は予約直後から取消料が発生する即時取消料型。その分、早期割引など価格面では優位性があるため、確定旅程には最適です。パッケージ旅行のキャンセル料よりも価格優先の方に向いています。
【4】旅の自由度をキープしたいならここ!キャンセル料が柔軟なパッケージ旅行サイト特集
- おすすめ:Expedia(パッケージ)
- 理由:航空券・宿・レンタカーの組み合わせ自由。旅の自由度を求める人に最適。
- 向いている人:中〜長期滞在派、リピーター、海外旅行慣れしている人
各OTAのキャンセルポリシー詳細

楽天トラベルのキャンセル料
楽天トラベルでは、パッケージツアーなどの旅行商品のキャンセル料が旅行開始日からの逆算日数に応じて設定されています。
楽天トラベルのキャンセル料の特徴
- 取消料は一般的な国内旅行の「標準的」設定
- 楽天トラベルのキャンセルポリシーは、**「20日前:20%」「7日前:30%」「前日:40%」「当日:50%」「無連絡:100%」**と、日本の大手OTAとしては標準的な料金体系。
- 航空券付きパッケージでもこのルールに沿って段階的に取消料が増える。
- 航空券取消料が別建てで設定されている
- パッケージに含まれる航空券は「個人包括旅行運賃」として、別途キャンセル料がかかる。
- このキャンセル料は、搭乗日の55日前までは500円、20日以降は最大9,000円(大人片道)と比較的細かく刻まれている。
- 子ども(小児)料金が設定されており、取消料も25%割引
- 小児の取消料(例:500円 → 375円、9,000円 → 6,750円など)は明記されており、家族旅行者に配慮された設計。
- キャンセル処理後の返金処理も丁寧に説明あり
- 決済済みでも、取消料差引後に返金がある旨を明記しており、利用者にとって安心感のある設計。
楽天トラベルから得られる示唆
1.計画的な予約が最もおトク
- 旅行の21日前までは航空券の取消料のみで済むため、早めに予約してもリスクが比較的少ない。
- 逆に直前になると取消料が一気に高額になるため、予定が不安定な人はギリギリでの予約は避けるべき。
2.家族旅行に適した安心設計
- 小児の取消料が25%オフになるなど、ファミリー向けにも優しい料金体系。
- 子連れ旅で日程変更が起きやすい場合でも、他のOTAより柔軟に対応しやすい。
キャンセル料一覧
キャンセル日 | 取消料(お一人様) |
---|---|
~21日前 | 航空券取消料のみ(下記参照) |
20日前~8日前 | 旅行代金の20% |
7日前~2日前 | 旅行代金の30% |
前日 | 旅行代金の40% |
当日 | 旅行代金の50% |
旅行開始後・無連絡不参加 | 旅行代金の100% |
航空券取消料(個人包括旅行運賃)
タイミング | 大人 | 小児 |
~55日前 | 500円 | 375円 |
54日~21日前 | 2,000円 | 1,500円 |
20日~8日前 | 3,000円 | 2,250円 |
7日~2日前 | 6,000円 | 4,500円 |
当日 | 9,000円 | 6,750円 |
じゃらん(ANAじゃらんパック)のキャンセル料
ANAじゃらんパックでは、航空券を含むツアー商品の場合、以下のように取消料が設定されています。
じゃらん(ANAじゃらんパック)のキャンセル料の特徴
- 国内パッケージにおける“標準型”のキャンセル料
- 取消料の発生タイミングは以下の通り:
- 20日前~8日前:20%
- 7日前~2日前:30%
- 前日:40%
- 当日:50%
- 無連絡キャンセル:100%
- 楽天トラベルとほぼ同じ構成で、ユーザーにとって分かりやすい。
- 取消料の発生タイミングは以下の通り:
- 航空券の取消料は別途設定されており、段階制
- ANAを中心とした個人包括旅行運賃を使用しており、
- 55日前まで:500円
- 54~21日前:2,000円
- 取消料が旅行代金に上乗せされる形になる。
- ANAを中心とした個人包括旅行運賃を使用しており、
- LCC(ジェットスター)の場合は取消料が0円
- 利用航空会社がJJP(ジェットスター)であれば、上記の取消料は実質無料(0円)になる設定がある。
- これは柔軟な旅行スタイルを求める若年層やLCC利用者にとって大きなメリット。
- メッセージ機能を使ったキャンセル連絡が可能
- 出発直前はWeb画面からの取消ができなくなり、「メッセージ機能」または電話での連絡に移行する。
- 柔軟な手段が残されている点は安心材料。
じゃらんから得られる示唆
「いつでもネットで取消」ではない点に注意
- 20分前まではネット上でキャンセル可能だが、それ以降は電話やメッセージ機能へ切り替え。
- ギリギリまでスマホで完結したい人には不便な面もある。
LCCを使えば、取消料リスクを最小限に抑えられる
- ジェットスター(JJP)利用時は取消料0円という破格の柔軟さ。
- 安く抑えたいけど不確定要素が多い旅行者には理想的な選択肢。
キャンセル料一覧
キャンセル日 | 取消料(お一人様) |
~21日前 | 航空券取消料(後述) |
20日前~8日前 | 旅行代金の20% |
7日前~2日前 | 旅行代金の30% |
前日 | 旅行代金の40% |
当日 | 旅行代金の50% |
旅行開始後・無連絡 | 旅行代金の100% |
航空券取消料(個人包括旅行運賃)
タイミング | 通常 | JJP(ジェットスター) |
~55日前 | 500円 | 無料 |
54日~21日前 | 2,000円 | 無料 |
JTBのキャンセル料(価格変動型)
JTBのダイナミックパッケージは、価格変動型の個人包括旅行運賃に基づいて構成されており、取消料もそれに準じて段階的に設定されています。
JTBダイナミックパッケージのキャンセル料の特徴
- 最長55日前までなら取消料が“ほぼ無料”という業界屈指の柔軟性
- 航空券の取消料は以下のように段階設定:
- ~55日前:500円/区間
- 54日~21日前:2,000円/区間
- JJP(ジェットスター)利用ならなんと0円!
- 航空券の取消料は以下のように段階設定:
- 21日前以降は一般的な国内パッケージと同等水準
- 取消料率:
- 20日~8日前:旅行代金の20%
- 7日~2日前:30%
- 前日:40%
- 当日:50%
- 出発後・無連絡:100%
- 安定感ある標準型スキームを採用。
- 取消料率:
- 航空便変更や日付変更も実質“キャンセル扱い”に
- 出発日変更や便変更なども「一旦取消→再予約」扱いとなり、取消料が発生。
- 柔軟な旅行変更にはやや不向きな設計。
- 価格変動型パッケージのため、同一条件でも価格が日々変動
- 「取消料率×旅行代金」の旅行代金が日々変動する=取消料の金額も日々変動
- 結果、取消料が読みにくく、直前キャンセル時に想像以上のコストになることも。
JTBから得られる示唆
① 早期予約者には極めてやさしい
- 他社が21日前から本格的な取消料を課す中で、
JTBは55日前までわずか500円という設定。
- 「予定が未確定だけど先に取っておきたい」人にとっては圧倒的に安全な選択。
② JJP利用で取消料ゼロ=LCC旅行者には狙い目
- ジェットスター(JJP)を使うと、55日前でも54日前でも取消料が完全無料。
- キャンセル前提で取っておきたい“仮押さえ予約”にも対応可能。
③ 日付変更や行程変更はリスク高。安易な変更は禁物
- 便変更や出発日変更でもキャンセル扱いとなるため、「あとで調整しよう」という柔軟スタイルには不向き。
キャンセル料一覧
キャンセル日 | 取消料 |
~55日前(FDAは45日前) | 500円/区間(JJPは無料) |
54日~21日前 | 2,000円/区間(JJPは無料) |
20日~8日前 | 旅行代金の20% |
7日~2日前 | 旅行代金の30% |
前日 | 旅行代金の40% |
当日 | 旅行代金の50% |
旅行開始後・無連絡 | 旅行代金の100% |
スカイマーク・ダイナミックパッケージのキャンセル料
スカイマークの「航空券+宿泊」型パッケージでは、予約後のキャンセル料は以下の通りです。
スカイマーク ダイナミックパッケージのキャンセル料の特徴
- 20日前から取消料が発生:比較的早期から有料
- “申し込み即取消料”ではないが、営業時間に注意
- キャンセルは営業時間内(18:00まで)受付分のみ当日扱い。それ以降は翌営業日扱いになるため、取消料が“1日進む”リスクあり。
- 価格変動型+取消料も旅行代金に対するパーセンテージ
- ダイナミックパッケージゆえ、旅行代金の金額が日々変動 → 結果として取消料も変動的。
- 取消料に関する明示的な「航空券取消料リスト」はなし
スカイマークから得られる示唆
① キャンセルリスクは“比較的早め”に来る。慎重派向けではない
- 20日前から取消料がかかるため、「とりあえず予約して後で考える」スタイルには不向き。
- 他社の「55日前まで500円(
JTB)」や「無料キャンセルプランあり(Expedia)」と比較すると、柔軟性は限定的。
② 営業時間管理が非常に重要。18:00以降は翌日扱いに注意
- 「キャンセルは今日中にしよう」と思って18:30に手続きしても翌日扱いで取消料率が1段階上がる可能性あり。
- 出張や仕事終わりに対応する人は特に要注意。
③ 明朗な取消料一覧がない分、想定より高くなる可能性あり
- 旅行代金の◯%という設計は分かりやすくもあるが、航空券と宿泊の割合によっては取消料の“重み”が強く出る。
- 特に、航空券代の比率が高い旅行では、思った以上の金額になることもある。
キャンセル日 | 取消料 |
20日~8日前(※日帰りは10日~) | 旅行代金の20% |
7日~2日前 | 旅行代金の30% |
前日 | 旅行代金の40% |
当日(出発前) | 旅行代金の50% |
旅行開始後・無連絡 | 旅行代金の100% |
JALパックのキャンセル料
JALパックでは、航空券付きパッケージにおいて、予約完了と同時に取消料の対象となります。
JALパックのキャンセル料の特徴とは?
- 予約直後から取消料が即時発生
- 「とりあえず押さえておく」が通用しない。予約完了=契約成立のため、その瞬間から取消料の対象。
- 特に即時予約・即支払いの仕組みがあるため、取り消しリスクが高い人には不向き。
- 2通りの取消料計算方式
- 以下の2つのうち金額が高い方が適用されるシステム。
- (1)旅行代金ベースで%計算(20日前=20%、前日=40%、当日=50%、無連絡=100%)
- (2)航空券単位の取消料(例:55日前=500円、7日前以降=6,000~9,000円)
- 比較の結果、取消料が旅行代金を超えないように上限設定はある。
- 以下の2つのうち金額が高い方が適用されるシステム。
- 航空券部分の取消料が高額になる可能性
- 特に7日前~前日:6,000円/区間、当日:9,000円/区間は要注意。
- 往復で12,000円〜18,000円の取消料になることも。
- 乗り継ぎも「1区間」として扱われる(良心的)
- 一見複雑な航空券構成でも、乗り継ぎがある場合は1区間扱い。
- ただし、「検索分割して別予約した場合」はそれぞれに取消料が発生する。
JALパックのキャンセルルールから導ける3つの示唆
① “確定旅”向け。検討段階での予約はリスク大
- キャンセル前提の仮押さえは不向き。即取消料発生のため、旅程や同行者、日程などが100%固まってから予約するのが鉄則。
- 「予定が動くかもしれない」という人にはリスキー。
② 航空券主体の高額パッケージでは取消料が重い
- 航空券部分の取消料が大きいため、宿泊費より航空代が高い場合、キャンセル時の痛手が大きくなる。
- 特に繁忙期のパッケージでは、取消料だけで1人1万円超になるケースもある。
③ 日数と取消料率の関係に注意。割高になるタイミングを把握せよ
- 旅行開始20日前から%ベースに切り替わる。この日付を過ぎると取消料が急増。
- 金額の推移が明確なので、キャンセル判断の目安日を逆算して持っておくと安心。
キャンセル料(旅行代金ベース)
キャンセル日 | 取消料 |
~21日前(日帰りは11日前) | 航空券取消料(下記) |
20日~8日前 | 旅行代金の20% |
7日~2日前 | 旅行代金の30% |
前日 | 旅行代金の40% |
当日 | 旅行代金の50% |
出発後・無連絡 | 旅行代金の100% |
航空券取消料(往路・復路ごと)
タイミング | 取消料(片道) |
~55日前 | 500円 |
54日~21日前 | 2,000円 |
20日~8日前 | 3,000円 |
7日前~前日 | 6,000円 |
当日(出発前) | 9,000円 |
出発後 | 払戻不可 |
Expediaのキャンセル料
Expediaは、商品(宿泊・航空券・パッケージ)ごとにキャンセル条件が異なり、やや複雑な設計となっています。
Expediaのキャンセルポリシーの特徴とは?
- 商品タイプによってキャンセル条件が大きく異なる
- 宿泊は「無料キャンセル可能プラン」が豊富
- 多くのホテルが「24~72時間前まで無料キャンセル可能」なプランを提供。
- 一方で、返金不可の「キャンセル即100%発生」の格安プランも多く、価格だけで選ぶと痛い目を見る。
- 航空券は航空会社ごとの規定に完全準拠
- LCC(Peach、Jetstar、Scoot等)はキャンセル・返金不可が基本。
- レガシーキャリア(ANAやJALなど)は、航空会社の規定次第で、変更料・取消料が課される。
- パッケージは「構成要素ごとのルールに従う」
- Expediaの「航空券+ホテル」パッケージは、便利な一括予約に見えて、キャンセル時は航空券とホテルそれぞれの規定に従う。
- つまり「パッケージ=柔軟」ではないので要注意。
Expediaのキャンセルルールから導ける3つの示唆(インサイト)
① 宿泊予約だけなら“自由度の高さ”は群を抜く
- キャンセル無料のプランを選べば、予約後の変更・取り消しがとても柔軟。
- 「とりあえず仮押さえ」や、「天候・体調によって行くか決めたい」という人にとっては、非常に相性が良い。
② 航空券単体やパッケージ予約は「慎重なプランニング」が必須
- 航空券は「格安」の代償として取消・変更が一切できないプランが多く存在。
- パッケージも、宿だけ無料でも「航空券がキャンセル不可」なら実質的に意味がない。
- “自由キャンセル可”と明記されたプランのみを選ぶのが安全策。
③ 価格より「プランの条件」を見る目が必要
- Expediaは価格面で魅力がある反面、「返金不可・変更不可」などの条件が小さく記載されている場合がある。
- 「最安値」の落とし穴に注意し、キャンセル可能なオプションにすることでリスクヘッジが可能。
宿泊
- 多くのホテルが「24~72時間前まで無料キャンセル」可能。
- 返金不可プランではキャンセル料100%が即時発生。
航空券
- 航空会社ごとの規定に従う。
- LCCは変更・取消不可が多い。
パッケージ
- 24時間前まで無料キャンセル可のものもあるが、各構成要素の規定に左右されるため要注意。
まとめ:柔軟性重視ならExpediaか
JTB。堅実派には楽天・じゃらん。
旅行中止という不測の事態に備えるなら、OTA選びは単に価格だけでなく「キャンセル規定」まで目を向けるべきです。
Expedia(ホテル予約)は非常に柔軟ですが、パッケージ予約では構成要素の違いに要注意。JTBは55日前までなら非常に良心的な設定で、安心感があります。
楽天やじゃらんはスタンダードで安心。JALパック・スカイマークは即時キャンセル料が発生するため、予定に確信がある方向け。
キャンセルポリシーを知っておくことで、余計な出費を避けつつ、旅の計画をより豊かに彩ることができるでしょう。