
「5と0のつく日」は、高単価の宿ほど最安になりやすいのが結論です。理由はシンプル。楽天トラベルの即時5〜10%オフに、発行元の異なる宿クーポンや自治体クーポンを重ねると、支払額そのものが目に見えて下がるから。ポイント還元中心のサイトより“今この場で安い”体感が強く、連泊・記念日・温泉旅館・都市の高級ホテルで差が広がります。一方、ビジネスホテルは対象日が限られるため常勝ではありません。本記事では「いつ狙うか」「何と比べるか」「どう重ねるか」を、実例とチェックリストで解説。読み終わるころには、同じプランでも数千円単位で差が出る比較のコツがわかります。
(写真はイメージ)
筆者:Ippon
添乗本数:約800本(国内・海外)
渡航国数:24か国
保有資格:総合旅行業務取扱管理者/総合旅程管理主任者
日本の魅力と旅行をお得に手配するテクニックを記事にして発信中。クーポン比較と予約導線の最適化が得意分野。
「5と0のつく日」は高単価の宿ほど最安を取りやすい。他サイト比較でもよりお得になりやすい。
毎月5・10・15・20・25・30日に配布される楽天トラベルのクーポンは即時5〜10%OFF。宿クーポンや自治体クーポンなど発行元が違う割引と重ねやすいので、支払額が目に見えて下がります。連泊・記念日・温泉旅館・高級ホテルと相性が抜群です。
本記事は「なぜ安いのか」「いつ使うか」「何と比べるか」を、見出しと表だけでも理解できる構成にしました。最後にテンプレ付きの実践ガイドも用意しています。
なぜ「5と0のつく日」が強いのか
即時値引きで支払い額が下がる
ポイント還元とちがい、支払う金額がその場で下がるのが最大の魅力。レジで割引されるような体験で、心理的満足度が高くなります。
クーポンの重ねがけがしやすい
楽天サイト側のクーポン(5と0)と、宿クーポンは発行主体が違います。条件が合えば併用可能。自治体の観光支援クーポンがあれば、さらに伸びます。
高単価の宿ほど差が広がる
10%OFFは、1泊2万円で2,000円引き、4万円で4,000円引き。連泊や記念日ディナーなど、合計が大きい旅行ほど差が大きくなります。
- 支払い時に即安を実感できる
- 発行元が違えば併用余地あり
- 高単価・連泊で差が最大化
Tip: 取得→カートで適用→合計を確認。この3クリックで実感が変わる。迷ったら試算すればOK。
- 同種クーポンの重複は不可。発行主体の違いを意識。
- 最低料金・先着数・対象プランなど、条件確認が大事。
- 連泊割・早割とセットでさらに強い。
使える宿の傾向と体感比率
全国で見ると、対象は温泉旅館・高級ホテル・リゾート系が中心。観光需要が強いエリアや上位カテゴリで見つけやすいです。ビジネスホテルは対象日が限られる印象です。
- 温泉旅館・高級ホテル:対象になりやすい。割引の恩恵も大きい。
- リゾート・観光地ホテル:対象が多め。曜日や在庫で変動。
- ビジネスホテル:対象が少なめ。たまに刺さる日あり。
体感では、旅行向けの宿に絞ると対象はかなり見つかる一方、低価格帯は対象外が出やすいです。旅行計画が自由なら、まずは「5と0」日付へ寄せるのが近道です。
他サイト・他クーポンとの徹底比較
| 項目 | 楽天トラベル(5と0のつく日) | じゃらん | Yahoo!トラベル | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|
| 割引の見え方 | 即時5〜10%OFF+宿クーポン併用余地 | ポイント2%中心+限定クーポン | PayPayポイント高還元日あり | 会員割・特典(横並び〜やや有利) |
| 高単価の相性 | ◎(10%の威力が大) | ◯(積み上げで拮抗) | ◯(高還元日に対抗) | △(特典は魅力、価格は横並び) |
| 低単価の相性 | △(対象外が出やすい) | ◯(安定) | ◯(実質5%前後) | ◯(会員5%前後あり) |
| 体感の安さ | ◎(その場で下がる) | ◯(後から効く) | ◯(後日付与) | △(特典勝負) |
| 併用のしやすさ | ◎(発行元が違えば重なりやすい) | ◯(キャンペーン依存) | ◯(他施策と相殺も) | △(併用余地は少ない) |
同条件プランで比較した一般傾向。日付・在庫・プラン特典で逆転もあります。
割引シミュレーション(金額別・人数別)
金額別インパクト(1泊総額あたり)
| 総額(例) | 5%OFF | 10%OFF | 10%+宿クーポン2,000円 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 20,000円 | 1,000円引き | 2,000円引き | 4,000円引き相当 | 宿クーポンが刺さると体感が倍増 |
| 35,000円 | 1,750円引き | 3,500円引き | 5,500円引き相当 | 都市高級・温泉2食付で現実的 |
| 70,000円(連泊) | 3,500円引き | 7,000円引き | 9,000円引き相当 | 記念日連泊は差が顕著 |
人数別の見え方(例:大人2名・家族)
- 2名:単価が上がりやすく10%の威力がはっきり。
- 家族3〜4名:合計が大きいので即時割引が効く。子ども料金も含め要チェック。
- ひとり旅:高級シングル・スイート以外は対象が限られる。じゃらん・公式と総額勝負。
最安を狙う3ステップ+予約前チェックリスト
- 日付を合わせる:旅行日が動かせるなら5/10/15/20/25/30に寄せる。
- 対象宿を探す:温泉・高級・リゾートから確認。宿クーポンの有無をチェック。
- カートで検算:取得済みクーポンを適用し、合計金額を他サイトと並べて比較。
- クーポンは取得済み?(先着・配布終了に注意)
- プランは対象外になっていない?(部屋タイプ・食事条件)
- 宿クーポン・自治体クーポンは併用できる?
- 連泊割・早割・会員特典を重ねられる?
- 他サイト(じゃらん/JTB/一休)と最終合計で比較した?
ケース別の勝ちパターン(実例)
A. 温泉旅館(2名・1泊4万円台)
- 楽天「10%OFF」+宿クーポン2,000円 → 約6,000円ダウン。
- じゃらん:2%ポイント+限定クーポン → 実質3〜6%前後。
- Yahoo!:5〜10%相当のPayPay還元 → 後日付与で即時感は薄め。
結論:即時値引きの体感は楽天が上。支払い額を下げたいときは「5と0の日」が強い。
B. 都市の高級ホテル(記念日連泊)
- 1泊3.5万円×2泊=7万円 → 10%で7,000円引き。
- 連泊割+宿クーポンが重なると差がさらに拡大。
結論:合計が大きいと差が一段と開く。他サイトの高還元日と勝負しても強力。
C. ビジネスホテル(素泊まり1万円台)
- 対象日が限られ、常勝ではない。
- じゃらん・公式の会員割と総額で拮抗しやすい。
結論:出張は日替わりで総額比較。対象なら楽天、非対象なら他サイトのクーポンで。
ひとこと: まずは「宿クーポンの有無」。発行元が違うので、重なると一気に最安へ近づきます。
よくある落とし穴と回避策
- 先着に間に合わない:配布開始直後に取得。ブックマーク推奨。
- 最低金額に届かない:夕食付や上位客室でラインを超える選択肢も検討。
- 対象プラン外:部屋タイプ・食事条件を変えて再検索。
- 同種クーポン重複NG:発行元違い(サイト/宿/自治体)を意識。
- ポイント錯覚:即時値引きと後日還元は別物。支払い時の安さを優先。
クーポンバナー・公式リンクまとめ(比較に便利)
楽天トラベルの割引クーポンバナーを活用して
じゃらんがあった場合は以下アフィリエイトリンクを文字に差し込んで下さい。
じゃらんの割引クーポンバナーを活用して
JTBがあった場合は以下アフィリエイトリンクを文字に差し込んで下さい。
JTBの割引クーポンバナーを活用して
一休があった場合は以下アフィリエイトリンクを文字に差し込んで下さい。
一休の割引クーポンバナーを活用して
Q&A(細かい疑問をすっきり解決)
Q1. 本当に「よりお得」になる?
A. 高単価の宿ほどなりやすいです。10%の即時値引きは、他サイトの実質還元を上回る場面が多く、支払い時の満足度が高くなります。
Q2. どのくらいの宿で使える?
A. 旅行向けの宿(温泉・高級・リゾート)ではかなり見つかる印象。ビジネスホテルは対象日が限られます。
Q3. 併用のコツは?
- 発行元が違うクーポン(サイト/宿/自治体)を重ねる。
- 連泊割や早割とセットで使う。
- 取得済みクーポンは忘れず適用。配布終了に注意。
Q4. 先着で取れなかった。
A. 配布開始直後にアクセス。通知設定やブックマークで素早く取得。別日の「0か5」に回すのも現実的です。
Q5. ポイントを使うと損?
A. 即時値引きとポイント利用は別軸。支払総額が最小になる組合せを、カートで試算して決めましょう。
用語ミニ辞典
- 即時値引き:予約画面で合計金額がすぐ下がる割引。
- 還元:あとでポイントとして戻る仕組み。支払い時は下がらない。
- 宿クーポン:宿が配る割引。楽天のサイト側クーポンと発行元がちがう。
- 併用:同種は不可が基本。発行元が違えば可能性あり。
まとめ:今日からできるコツ
要点だけ、ぱっと確認
- 「5と0のつく日」は即時5〜10%OFFで体感が強い。
- 温泉・高級・リゾートの相性が抜群。連泊で差が広がる。
- 発行元が違うクーポンを重ねると一気に最安が見える。
- ビジネスホテルは日替わり総額比較で決める。
- 最後はカートで総額。取得→適用→比較の3アクションでOK。


