旅行土産を誰に配るべきか・・・
やっぱり家族旅行や新婚旅行を行くなら、お土産って買っていった方がいいよな・・・
職場や結婚式に参加いただいた方へのお土産購入をどの範囲まで購入するか悩むことがあります。
そんな今まで数多く海外旅行をご紹介してきた経験をもとにこんな悩みについてお土産を渡す相手と金額の相場について書いています。
この記事で分かること
旅行の土産は買うべきか?
どの範囲まで土産を買ってくるべきか?
ばらまき用の土産の相場は?
私自身は旅行会社に勤務しており数多くの家族旅行や新婚旅行を手掛けてきました。今回の旅行が初めての海外旅行の方もたくさんいましたね。
そんな時によくいただいた質問が
新婚旅行なら結婚式に来てもらった会社の上司や同僚には、何か買って帰ったほうがいいのでしょうか?
結婚式には来てもらえなかったけど、電報をもらった方にも買って帰ったほうがいいのでしょうか?
などのご質問もいただきました。
筆者 Ippon
旅行会社勤務しながら
さらに旅行を研究する会社員
お得な旅の情報を発信していきます。
- 経歴:新卒で大手旅行社に入社し21年8ヶ月、法人営業で添乗業務
- 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
- 添乗経験:国内・海外を計800本ほど
- 海外渡航:24か国
家族旅行や新婚旅行に行くなら、お土産を買っていってあげたいですよね。でも、渡す相手や金額の相場が分からないと、悩んでしまうこともあります。
そこで今回は、旅行会社で数多くの家族旅行や新婚旅行を手掛けてきた私が、お土産を渡す相手と金額の相場について解説します。
旅行土産は買うべきか?
旅行先で、お土産を買うことは一般的ですが、近年では「お土産を買わない」という人も増えています。
買わない人の理由
- 荷物にならない
旅行先で買ったお土産は、荷物になってしまいます。特に、遠方への旅行では、荷物が多くなることが問題となり、お土産を買うことを避ける人もいます。
- お金がかからない
お土産を買うと、お金がかかります。旅行費を抑えたい人や、節約したい人は、お土産を買わない選択肢もあります。
- 面倒がない
お土産を買うには、お店を探したり、商品を選んだり、包装したりと、手間がかかります。旅行をゆっくり楽しみたい人や、お土産を買う時間がないという人は、お土産を買わないこともあります。
しかし買わない人はかなりの少数派になります。
結婚式に来てもらった家族や親戚、仲人、友人、職場の上司や同僚にお土産を渡すのが一般的になります。
では、どんなメリットがあるのかを見て行きましょう。
お土産を買うメリット
なんと言っても旅行土産は帰宅後に旅の思い出を共有できるアイテムですよね。
職場で不在時に対応いただいた方や新婚旅行で気持ちよく送り出してくれた方への感謝の気持ちを伝えられるの大きいですよね。
例をあげるとこんなメリットがあります。
メリット
- 相手に喜んでもらえる
- 旅先の文化や魅力を知ってもらう
- 旅の思い出を共有できる
私の場合ですが旅行会社に勤める私自身もお客様から感謝を込めていただけるお土産には『めちゃくちゃ嬉しい』思いました。
帰ってきた時の旅行の感想や旅先の情報を聞きたいなと思いますね。
お土産を買うデメリット
相手の好みがわからない・・・受け取る人が喜んでくれるか不安・・・義理で買わなければならない気がする・・・
悩みが多いのも旅行土産の特徴です。
考えられる海外旅行のデメリットは、こんな事があげられます。
デメリット
- お金がかかる
海外旅行土産は、日本よりも高価なものが多いです。また、海外通貨を日本円に両替する際にも、手数料がかかります。
- 時間がかかる
海外旅行土産を買うには、お店を探したり、商品を選んだり、包装したりと、手間がかかります。したがって旅行をゆっくり楽しみたい人や、お土産を買う時間がないという人は、お土産を買わないこともあります。
- 荷物がかさばる
荷物が重くてかさばると、持ち運びが大変になります。特に、海外旅行では、飛行機やバス、電車などの乗り物を利用するため、荷物を持ち運ぶ機会が多くなります。
特に海外旅行では、帰国時に持ち帰る荷物は、航空会社によって重量制限やサイズ制限が設けられています。
さらに、重くてかさばるお土産は、持ち帰るのが大変になるだけでなく、手荷物料金がかかる場合もあります。
土産購入で困ったこと
旅行土産の購入・渡しで困ったことは多数あります。
ランキングにすると以下のとおりです。
ランキング
1位:ありきたりなものでいいか迷う(39.2%)
2位:自分が納得できるものがない(27.8%)
3位:買ったお土産の数が足りなかった(25.0%)
4位:職場や友だちでどの範囲まで配ればいいのかわからない(23.6%)
特に、「ありきたりなものでいいか迷う」「自分が納得できるものがない」など、海外旅行土産といえばお菓子や雑貨など定番のものが多いことから、個性的なものを探したい気持ちと、相手に喜んでもらえるかどうかの不安が入り交じって悩んでいる人が多いようです。
やはり旅行土産は、相手に喜んでもらえるように選びたいものです。
しかし、なかなか良いものが見つからず、困ってしまうこともあるでしょう。
この問題を解決するためによくおすすめしているのは旅行土産のサイトです。
例えば、JTBショッピングや三洋堂を利用するとおみやげを買う時間が節約できて ゆったり 観光ができたり荷物が増えないから移動も らくらくと言った利点も多いです。海外旅行土産おすすめ3社比較した記事も参考にしてください。
旅行土産は誰に配る
新婚旅行の場合
基本的には、親、兄弟姉妹、仲人や媒酌人、新婚旅行の餞別をくれた人、親しい友人、職場の上司や同僚にお土産を買います。
結婚式に参加した人には引き出物を、余興や司会、受付などを手伝ってくれた人にはお礼を渡しますので新婚旅行のお土産までは不要だと思います。
また新婚旅行結婚式に参加できなかったけれども祝儀を送ってくれた人には内祝いを贈りますのでこちらも海外旅行土産までは不要だと思います。
家族旅行の場合
会社や友人へ海外旅行土産を購入するかどうかは、以下の点によって判断すると良いと思います。
まずはココで判断しましょう
- 相手との関係性
- 相手に喜んでもらえるかどうか
- 予算
相手との関係性で判断しましょう
- 上司や目上の人へのお土産は、予算を多めに用意し、高級感のあるものを選ぶ。
- 同僚や友人へのお土産は、予算を抑えて、相手に喜んでもらえるものを選ぶ。
相手に喜んでもらえるかどうかで判断しましょう
- 相手の好みや興味を事前にリサーチしておくと、より喜んでもらえるでしょう。
- 相手の好みがわからない場合は、食べ物や雑貨などの定番のお土産を選ぶとよいでしょう。
旅行土産配る相手ランキング
上記以外の新婚旅行や家族旅行以外で海外旅行土産を渡す相手ランキングは、以下のとおりです。
渡す相手ランキング
1位:家族(82.2%)
2位:友人(54.3%)
3位:職場の同僚・上司(48.7%)
4位:親戚(23.0%)
5位:恋人(15.6%)
6位:ご近所(11.5%)
この結果では、性・年代別に見ると、30~69歳の男性は「友人」よりも「職場の同僚・上司」へお土産を買う人が多く、50~69歳の男女ともにほかの年代と比べて「ご近所」へお土産を買う割合が高いことが分かりました。
また、自分以外へのお土産を買わない理由のランキングは、以下のとおりです。
買わない理由ランキング
1位:お土産を買わなくても人間関係に困らない(30.0%)
2位:買うほどのものがない(27.1%)
3位:お土産を選ぶのが面倒くさい(25.6%)
4位:お土産代がもったいない(20.7%)
5位:お土産選びに時間を割きたくない(18.2%)
6位:お土産を渡すメリットがない(16.7%)
「お土産を買わなくても人間関係に困らない」という理由が最も多く、次いで「買うほどのものがない」という理由が挙げられました。
旅行土産を配る予算は?
旅先での「お土産」に購入金額はどのくらいになるのかをまとめると次のようになりました。
自分用
- 必ず買う人:33.4%
- 予算:3,935円
自分以外用
- 必ず買う人:48.5%
- 予算:4,828円
この結果から、旅先では自分よりも自分以外へのお土産を買う傾向が高いことがわかります。また、自分用のお土産を買う人でも、自分以外用のお土産を買う人よりも予算を抑えていることがわかります。
性別による違い
- 自分用:男性26.1%、女性40.7%
- 自分以外用:男性42.4%、女性54.5%
この結果から、性別による違いを見ると、男性よりも女性の方が、自分用・自分以外用のお土産を買う割合が高いことがわかります。
また、自分以外用のお土産を買う割合は、男性と女性で約12.1%の差があります。
旅行1回あたりの予算
- 自分用:3,935円
- 自分以外用:4,828円
旅行1回あたりのお土産の予算を見ると、自分用と自分以外用で約900円の差があります。
これは、自分用のお土産は自分の好みで選べるため、予算を抑えやすいこと、自分以外用のお土産は相手に喜んでもらいたい気持ちから、予算を多めにかけていることが考えられます。
この結果を踏まえて、旅先での「お土産」選びの際は、以下の点に注意するとよいでしょう。
アドバイス
- 自分用のお土産は、自分の好みで選べるものを選ぶ。
- 自分以外用のお土産は、相手の好みや興味に合ったものを選ぶ。
- 予算は、相手との関係性や渡す枚数を考慮して決める
まとめ
旅行土産は、旅行の思い出を共有したり、相手への感謝の気持ちを伝えたりするのに欠かせないものです。しかし、お土産を選ぶ際には、相手や関係性、予算などさまざまなことを考慮する必要があります。
自分以外のお土産
自分以外のお土産を選ぶ際には、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
- 旅行先の名産や名物である
- 味がおいしい
- 旅行先の雰囲気がある
- 賞味期限、消費期限が長い
- 個包装になっている
これらのポイントを押さえることで、相手に喜んでもらえるお土産を選ぶことができます。
自分へのお土産
自分へのお土産を選ぶ際には、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
- 味がおいしい
- 旅行先の名産や名物である
- 手に入りにくい
- 旅行先の雰囲気がある
- デザインが好き
自分へのお土産だからこそ、ユニーク性の高いものを選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
海外旅行土産は、相手や関係性、予算などさまざまなことを考慮して選ぶことが大切です。相手のことを想って選んだお土産は、きっと喜んでもらえるはずです。
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